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2007年 11月 09日
よく夕方になると、目がかすみ、よく見えないといった訴えを耳にします。そこで働き盛りの人を悩ませる「夕方老眼」「週末老眼」についてお知らせします。
「夕方老眼」とは、パソコンを使ったデスクワークなどの作業を長時間行うことによって目に負担がかかり、時間の経過とともにピントの調節力が低下する状態を指します。 実験では、作業をする40歳男性の、一日の目の調節力を専用の機械で計測したところ、朝9時には調節力年齢が「36歳」だったのに対し、14時を過ぎるとどんどん調節力が落ち、16時には「44歳」まで低下したという結果が出ています。 また、1週間の変化についても同様に調べたところ、月曜日より金曜日の方が、5歳分老化していることもわかりました。 こうした状態は「週末老眼」とよばれ、目に疲労が蓄積し続けた結果、夕方老眼や週末老眼といった症状に悩まされることが明らかになりました。 これを防ぐためには、疲労をため込む前に、日々、正しいアイケアをすることが重要だといえます。 そこでアイケアについてお教えします。 【約40度の蒸しタオルで1日10分間温めることが理想のケア】 家庭でも手軽にできる毎日のアイケアとしては、「蒸しタオル」が有効だそうです。 作業の後に、約40度の蒸しタオルで目を温めると、金曜日に低下していた調節力が、月曜日の始業前レベルまで回復することがわかりました。 これは、目を温めることで、ピント調節を行っている毛様体筋の働きが向上するためだと考えられます。また、目を酷使することで発症しやすいドライアイにも効果があるといいます。「蒸しタオルを当てることによって、目の潤いを保つ働きをするマイボーム腺の通りが良くなり、涙の質が改善されるため」だとか。 また、湿ったタオルと乾いたタオルで比較した場合、湿ったタオルの方が、深部の温度が高いまま保てる、という結果も出ています。 「最も理想的なのは、蒸しタオルを5本準備して1本につき2分で交換、合計で10分間温め続けること。多少手間はかかりますが、1本で温め続けるよりも高い効果が期待できます」とのこと。 夕方16時頃、調節力が急激に低下したときに行うのがおすすめですが、女性の場合、会社や外出先でメイクがとれてしまうのではと不安なら、入浴中に行うのも良いとのことです。 蒸しタオルの温め効果で目の疲れをしっかりとって、いつでも若々しい瞳を目指しましょう。 その他、目が疲れたときは目にいいツボ(手の甲の、親指と人差し指のあいだのくぼみにある「合谷」)を刺激したり、目の周辺をマッサージするのも血行を促進し目の疲れを取ります。 【中込商店街だより2007年11月10日付第103号より】
by nakagomi_1
| 2007-11-09 19:47
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